前歯の被せ物は保険適用で白い歯にできる?自由診療との違いも紹介(2024年1月更新)

白い被せ物で自然な前歯に

前歯に被せ物をしなければならなくなったとき、気になるのは見た目でしょう。目立たない白い歯を、保険適用で作れたらうれしいですよね。こんなニーズにマッチした保険適用の白い歯 CAD/CAM 冠への関心が高まっています。
CAD/CAM 冠には使える条件がありますが、条件が合えば検討してみる価値があります。特に金属アレルギーのある方は、適用範囲が広いのでおすすめです。
一方、CAD/CAM 冠の保険適用範囲でなかったり、強度的に CAD/CAM 冠がおすすめできない患者様や、より高い色再現性と耐久性を求める患者様には、保険適用外のハイブリッドセラミックをおすすめします。

今回は、前歯で保険が適用される被せ物と、保険外の自由診療との違いについて、詳しくご紹介しましょう。

目次

前歯に保険適用できる被せ物の白い歯とは?

保険適用で作ることができる前歯の白い歯として、2020年にCAD/CAM冠が認められました。

また、以前からあった前装冠やジャケット冠も、保険適用で前歯に使うことができるものです。
ハッピーデンタルクリニックでも保険適用で白い被せ物がつくることができます。

前歯とは両犬歯間の6本の歯のこと

前歯とは、正面から左右の犬歯までの6本の歯を指します。

CAD/CAM冠は第二小臼歯(犬歯の奥にある2本の歯)まで無条件で保険適用となるので、6本の前歯すべてが保険適用の対象です。

なお、CAD/CAM冠は、条件を満たせば奥歯にも保険適用されます。

●1〜5番目(前歯~第二小臼歯)→無条件で適用
●6番目(第一大臼歯)、7番目(第二大臼歯)
→2023年12月改定により条件なしで適用
詳細は「CAD/CAM冠の保険適用は奥歯にも対応!2024年」をご覧ください。

<条件>
【6番目:第一大臼歯】上下左右の第二大臼歯がいずれも残存し、過度な咬合圧がかからない場合
【7番目:第二大臼歯】金属アレルギーの方(医師の診断が必要です)

CAD/CAM冠適用箇所

硬質レジン前装冠は前だけ白い金属冠

前装冠(ぜんそうかん)は、前から見える部分だけ硬質レジン(白い歯科用プラスチック素材)を使った金属冠です。

保険適用の合金でできた金属冠の前部分だけを、白い素材で装ったものという意味合いです。

硬質レジンはプラスチックであるため、汚れや色素が表面に付きやすいという性質があります。そのため、徐々に白さやツヤが失われてしまうのです。

なお、前装冠が保険適用の対象となるのは上下の前歯のみで、奥歯には適用されません。

硬質レジンジャケット冠はプラスチック製

硬質レジンジャケット冠は、硬質レジンのみで作られた被せ物です。

硬質レジン前装冠とは異なり、硬質レジンジャケット冠では金属を使っていないので、金属アレルギーの方にもおすすめできます。

一方、強度では硬質レジン前装冠に劣っているため、食事の際には前歯に過剰な負担を掛けないよう注意が必要です。

なお、硬質レジンジャケット冠は、前歯だけでなく中央から数えて4番目の歯まで保険が適用されます。

自由診療の被せ物と保険適用の被せ物との違いとは?

前歯の白い被せ物は保険でもできる

前歯の白い被せ物には、保険が適用されないものが数多くあります。自由診療(自費診療)と呼ばれているもので、治療費は全額負担となるものです。

被せ物一覧表

被せものには、保険診療での被せ物と自費診療(保険適応外)での被せ物があります。
被せ物の一覧と私なりの評価を載せてみました。

保険適用の治療で白い歯を選ぶことができるようになりましたが、自費の白い歯に比べると、材質や強度、審美性(色のバリエーション)にも差があります。特性をしっかり理解して選択することが大事です。

スクロールできます
商品特徴費用の目安評価
銀歯
銀のかぶせ物
保険適用
★★★耐久性
✖️審美性
3,500円〜
(3割負担の場合)
特に美しく見せたい希望
がない場合は、
費用も安く作れるので
おすすめです。
CAD/CAM冠
CAD/CAM冠
保険適用
耐久性
審美性
6,000円〜
(3割負担の場合)
保険外のセラミック冠と比較すると
微妙な色調整や連結ができない
デメリットはありますが、
安価で白い歯にできます。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミック
✖️保険適用
★★耐久性
★★審美性
40,000円〜
CAD/CAM冠より色調再現性に優れ
耐久性もある
ため、奥歯や
金属アレルギーの方に選択肢の
ひとつとしてご提案しています。

e-max
✖️保険適用
★★★耐久性
★★★審美性
インレー
65,000円〜
クラウン
80,000円〜
審美性と耐久性を兼ね備えた
世界最先端のセラミック
です。
適度な硬さで、強い力が加わった
時に自分の歯を痛めない

ジルコニア
✖️保険適用
★★★耐久性
★★★審美性
インレー
65,000円〜
クラウン
80,000円〜
耐久性、耐食性、耐熱性、
生体親和性も高い
ことから
注目のセラミックです。
被せ物の比較

ここからは、自由診療の被せ物保険適用の被せ物との違いについて紹介します。

使える材料に条件がある保険適用の被せ物

歯の被せ物を保険適用で作るときに使用する歯科材料には、決められた条件があります。一般的に銀歯とよばれている歯科用合金や、レジンという材料です。

それに加えて、プラスチックとセラミックを使ったハイブリッドセラミックのCAD/CAM冠も、保険の適用を認められています。

またハイブリッドセラミックの中でも保険適用外の被せ物とCAD/CAM 冠のように保険適用の被せ物があります。(上記、被せ物比較表をご参照ください。)保険適用の CAD/CAM は自費のハイブリッドセラミックに比べると
・素材のクオリティが低い
・CAD/CAM システムで作らなければならない
・適用部位が決められている
というように、限定的です。

保険適用の詰め物は、自由診療で作ったものと比べると素材の性質上、劣化しやすいという欠点があるため、定期的に作り直すことになりがちです。

なお、CAD/CAM冠について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

CAD/CAM冠での前歯治療は保険でできる?適用する条件を紹介

銀歯

保険適用の銀歯

CAD/CAM冠

保険適用のCAD/CAM冠

保険診療では高度な治療が受けられない

保険診療で患者様が負担するのは、治療費の3割(年齢や所得によって1割もしくは2割)で、残りの部分は私たちが納めた保険料から支払われています。

健康保険の保険料には限りがあるため、最先端の素材や高度な治療法などは取り扱うことができません。

前歯の白い被せ物で、セラミック(オールセラミックやジルコニアセラミック)を使ったものなどが保険適用外となっているのは、このためです。

自由診療は選択肢が豊富

自由診療で最大のメリットといえるのは、さまざまな治療方法が選べることです。

保険診療では、決められた通りの材料や治療方法にしたがって治療を行わなければなりません。そのため、保険診療が患者様にとって必ずしもベストではないこともあるのです。

前歯の白い被せ物の場合、自由診療で選べるもののほうが保険適用のものより、耐久性や審美性において優れています。

患者様が納得できる治療を自分で選ぶことができるという点が、自由診療の大きなメリットです。

ジルコニアクラウン

人工ダイヤのジルコニアを核にしたセラミック製の白い歯

患者様にとって最適な治療を選んでいただくために

前歯の白い被せ物は、自由診療でなくても保険適用でできるものがあります

しかし、保険診療では使える素材に制限があるため、どうしても色が変わったり艶がなくなったりして、見た目が悪くなりがちです。

また銀歯に使われている合金は、金属アレルギーや歯茎の変色の原因にもなります。とはいえ、どなたにとっても自由診療がベストとは限りません。

九品仏・自由が丘・奥沢の各駅からほど近いハッピーデンタルクリニックでは、患者様が何を望まれているのかを、カウンセリングでじっくりと伺います。

そのうえで、患者様に最も適した治療方法や被せ物などをご提案しています。

治療の内容や期間、費用などについても詳しくご説明しますので、疑問点があれば何でもご質問ください。
メリット・デメリットを十分にご説明した上で、患者様に合ったものを選択していただけます。

ハッピーデンタルクリニック:予約はお電話で 03-6809-8331
【診療時間のご案内】9:00〜13:00|14:30〜19:00(※土曜11:00〜17:00)予約はお電話で
【休診日】金曜・日曜・祝日 ※ただし祝日のある週は、金曜(9:00〜17:00)も診療いたします。

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この記事を書いた人

happy_smileのアバター happy_smile ハッピーデンタルクリニック 院長

歯科医師でありながら、医学博士である父の影響から歯科医師になりました。銀座で勤務医として13年間、3000人を超える治療に携わりました。
2011年、自分が生まれ育った世田谷区で「歯周病・虫歯で苦しむ方をゼロにしたい」という思いからハッピーデンタルクリニックを開業いたしました。
人の温もりのある治療を大切にしながらも、新しい変化も取り入れて、人間の生活に「幸福感=ハッピー」が生まれることが大切だと思っています。

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